8.252018
【私の碁歴書】vol.4『1人ではつまらない』
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※過去の記事はこちらから
・【私の碁歴書】vol.1
・【私の碁歴書】vol.2『大学受験に失敗〜文化系のサークルを探す〜』
・【私の碁歴書】vol.3『囲碁研究会にて青春を謳歌〜』
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「熱心な人と会いたい!」
会社に勤めるようになってから、東京都大田区で一人暮らしを始めました。
これまでは東京に出るのに2時間かけていたので30分で職場に行けるのは本当に楽でした。
ただ囲碁に関しては周囲に打てる人がおらず、インターネット対局場(以下ネット碁)で打つ日々が続きました。
ネット碁は対局にあたる勉強になるわけですが、1人だと自分の手のどこが悪かったのかを振り返ったり、その改善策を見つけるのがなかなか大変でした。
自分が出した結論が正しいのかは、やはり上手からアドバイスをもらわなければどうしても確証を持てません。
勉強を1人で続けていくにはとても根気がいるんです。
そこで大学のサークルがいかに恵まれた環境だったのか、改めて気付きました。
自分と同じ棋力の人だけでなく、上下程よいバランスの仲間がいる。
目標とする大会もあってと、強くなりたい人にとってこれほど嬉しい環境はないですね。
そういう環境で学んできたこともあって、社会人になってから1人で勉強している状態に、だんだんつまらなさを感じるようになりました。
次第に「もっと勉強に熱心な人と打ちたい!」と思うようになり、それが今の活動への原体験になっています。
自分の悩みを発信していた時期
しかしそんな理想的な環境がすぐに見つかるわけでもなく、次第に囲碁に対する熱意も薄れ始めてきます。
ソフトテニスを復帰しようかと、大田区のクラブを探すことも本格的に考えていました。
結局テニスはしませんでしたが、仕事以外の時間の過ごし方に悩んだ結果、Twitterで囲碁に関するツイートをしようと思いました。
・もっとこういう環境がほしい
・その日の勉強の状況
など、囲碁に関することをあれこれツイートしていました。
すると少しずつですが拡散してもらえるようになり、その中で昨年までいっしょに活動していた稲本と出会うことになりました。
Twitterの発信をきっかけにして、一緒に会社を設立するまでになったのですから、人生何が起こるか分かりませんね。
それが2014年2月のこと。
このあたりから、囲碁活動が本格的に始まっていきます。