2.72018
楽しみ方をつくっていく
強くなりたい軸
囲碁を趣味とする時、
楽しみ方には2つの軸があると思っています。
1つは「強くなりたい軸」。
その名の通り 「今よりもっと強くなりたい!」という思いのもと、
勉強教材を購入したり、レッスンを受講したりする行動がそれに当たります。
今やっている『上達の約束』や『初段プロジェクト』に参加してくださった方は、
「もっと強くなりたい!」と思っていたからこそお申込してくれました。
先日オンライン枠でお申込してくれたOさんは栃木県那須塩原に在住で、周りに囲碁仲間がいないとのこと。
独学である程度まで上達できたものの、ここから次のレベルに到達するには
「上手の存在」が必要と思って参加を決めたと言っていました。
環境によって楽しみ方が限定されてしまうのはとても残念なことです。
オンライン枠を設けてよかったと改めて思えました。
僕自身もそうでしたが、「上手の存在」はスキルを学べるだけでなく、
普段の勉強へのモチベーションに大きく影響します。
囲碁の棋力は「これができたら◯級・△段」といった基準はなく、かなり漠然としたものなので
その棋力に到達した人がいることで色々と比較できる目安になるからです。
楽しみたい軸
もう1つの軸は「楽しみたい軸」。
強くなるよりは、イベントに参加したりプロ棋士の対局を観戦するなど、いろいろな経験をしてみたい。そういう気持ちです。
(強くなることで楽しめるというのはもちろんですがきっちり別軸として考えます)
強くなるためにできることはある程度限られています。
勉強方法は
・対局
・詰碁(問題集)
・棋譜並べ(棋書)
の大きく3つしかないからです。
しかし楽しみ方は人それぞれです。
・イベントに参加するもそう。
・勝ち負けは気にせず色んな手を試して、自分の打ち方をたくさん増やしていくこともそう。
・下手に教えたり、イベントを自分から企画するのもそうです。
先日あるメディアから取材を受けたときに答えたのですが、
囲碁界はこの「楽しみ方の提案」がまだまだ不足していると思っています。
ここをいかに増やしていけるかが、今後の活性化に向けて大切なことです。
ただ正直なところ、新しい楽しみ方をどんどん提案するのは僕だけでは難しい。
僕が好きなことや関心あることに企画の趣向が偏ってしまうからです。
誰かの協力があってこそ楽しみ方の可能性が広がるんです。
今取り組んでいる
などは、いずれも囲碁を通じて知り合った方と共同で生み出したものです。
僕一人では生み出せませんでした。本当にありがとうございます!
なにか企画を持っている方はぜひ一度トライしてみてください。
企画をそのままにしておくのか、実際に行動してみるのかとでは大きな違いがあります。
きっちり固まっていなくとも1つアイデアがあれば、
それに対して僕も協力できることがあると思います。
このブログがキッカケになって
また新しい楽しみ方をつくっていけたら嬉しい限りです。
今回の羽さん @HaneNobita との電子書籍、国分寺でのにわ大サロン、昨年の囲碁ステッカーなどなど、囲碁を通じて出会った方と、何か新しいもの・取り組みを一緒に生み出せるのはとても楽しい。
— 井桁健太@ IGOホールディングス (@syudengahayai) 2018年1月30日