9.92018
【私の碁歴書】vol.12『囲碁ステッカーをつくる』

※過去の記事はこちらから
・【私の碁歴書】vol.1
・【私の碁歴書】vol.2『大学受験に失敗〜文化系のサークルを探す〜』
・【私の碁歴書】vol.3『囲碁研究会にて青春を謳歌〜』
・【私の碁歴書】vol.4『1人ではつまらない』
・【私の碁歴書】vol.5『囲碁を通じた出会い』
・【私の碁歴書】vol.6『カフェに行ったら碁盤がある』
・【私の碁歴書】vol.7『決意のきっかけ』
・【私の碁歴書】vol.8『エクストリーム囲碁』
・【私の碁歴書】vol.9『2015年5月15日』
・【私の碁歴書】vol.10『初段プロジェクト』
・【私の碁歴書】vol.11『囲碁を知ってもらうイベント』
囲碁の会話を生み出す
起業する以前から、どうして囲碁は広がりにくいのかを考えてきました。
「難しそう」「老後の趣味」「オセロとの違いがわからない」など、イメージに問題があると思っていたのですが、どうもそれだけではないと漠然と思うようになりました。
そしてあるとき、「そもそも日常生活で囲碁の会話がないからだ」と思ったんです。
2017年に「将棋ブーム」が起きました。
藤井聡太七段の活躍や羽生善治さんが永世七冠を達成するなど、1年間を通じて、将棋の話題が注目されている年でした。
そうなると中には「実は将棋に興味あったから、この機会にはじめてみようか」という人も出てくるようになります。
ファンが増える理想の流れです。
ではどうすれば会話を生み出せるのかというと、もうそのままアピールするしかないと思いました。
そうして作ったのが【「囲碁打てます。」ステッカー】でした。
囲碁は打てるけど、興味を持ってくれる人はいないだろうと思って会話に出さない人と、実は興味あるんだけど、はじめるきっかけがなかなかないという人をつなげるためのステッカーです。
ステッカーは囲碁を全面に出した「囲碁打てます。」というセリフバージョンと、アイコンバージョンの2種類で、それぞれ大小サイズをつくりました。
もし何気なく入ったカフェで、前の席の人がこのパソコンで仕事をしていたら、「この人は囲碁が打てるんだ!よし、声をかけてみよう!」と思いますよね。
もし電車内で、自分の前に立っている人のスマートフォンに、このステッカーが貼ってあったら、あなたはどう思われますか?
「この人は囲碁が打てるんだ!よし、声をかけてみよう!」と思いますよね。
【囲碁ステッカー】はつくる段階から囲碁ファンに応援してもらいたいと思い、クラウドファンディングを使いました。
結果としては65名の方から支援いただき、25万円もの金額が集まりました。
プロジェクトページはこちらから
囲碁ステッカーを貼っている人を街中で見かけて「私も打てるんですよ」という会話が生まれることを願っています。