8.242018
【私の碁歴書】vol.3『囲碁研究会にて青春を謳歌』

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※過去の記事はこちらから
・【私の碁歴書】vol.1
・【私の碁歴書】vol.2『大学受験に失敗〜文化系のサークルを探す〜』
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「東洋大学囲碁研究会」
ぼくは大学4年間のほとんどをこのサークルで過ごしました。
大学囲碁界では、「関東学生囲碁団体戦」という年2回開催される団体戦があり、各大学のサークルはそこでの昇格を目標として活動しています。
ぼくも初級者からのスタートではありましたが、団体戦のレギュラーになることを目標に掲げ、囲碁の勉強に取り組みました。
そのときの勉強量や体験が、今の活動の支えになっています。
サークル活動なので、もちろん囲碁だけをずっとやるわけではなく、誰が持ってきたのか分からない任天堂64のゲームにハマってたときもありました。
ただ授業の合間の時間は囲碁研に顔を出した甲斐があってか、なんとか棋力向上できました。
2年時にはサークル代表を務め、合宿や各企画をしたりと、本当に楽しい時間を過ごせました。
そうしていくうちに囲碁熱はさらに高まり、3年の春にようやく団体戦のメンバーになれました。
関東学生囲碁団体戦
大学対抗団体戦のシステムを簡単に説明すると、5人1チームの団体戦で、3人が勝てばそのチームが勝利。
1リーグにつき8大学で構成されるリーグが1部から5部まであり、毎回3日間の結果を通じて、
・上位2校が上のリーグに昇格
・下位2校が降格
というルールでした。
入学した時には、東洋大学は最下部の5部リーグでした。
2年が経ち、ぼくがレギュラーになった3年の春は四部リーグにいて、ぼくはチームの五将(五番手)として参加しました。
四部リーグの参加校にどこがいたのかは覚えていないのですが、唯一、埼玉大学に勝利したことを覚えています。
なぜなら埼玉大学は、大学受験で不合格判定を受けた大学だったからです!
「受験で負け、囲碁でも負けたらやってられん。必ず勝つ!」
という内なる執念を胸に抱いて臨んだ対局は、10目ほどの僅差で勝てました。
またチームも勝利し、2年ぶりに雪辱(?)を果たせたのです。
後輩たちが強かったこともあり、その後も助けられながら、4年の最後の大会ではなんと1部リーグに昇格できました。
2部での優勝が決まった時の喜びは忘れられないものです。
囲碁の大会は様々なものがありますが、団体戦はとても熱い大会でした。
今の学生囲碁部に所属している方は、ぜひ楽しみながら頑張ってくださいね。
(写真は囲碁の大会のイメージ画像です)