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井桁の悩み

悩んでいました・・・。

実は最近、ある悩みを抱えていました。

次の着手を考える時に、
良さそうに思える手があちこちに出てくるようになり、
迷うことが多くなってしまったんです。

今までなら迷わずにA地点に打っていたのに、
別のB・C地点も良さそうに思えてきてしまう。

どうしても気になり、試しにBに打ってみます。

しかし相手に先にAを打たれると、さっきまでの感覚はどこへやら、
相手の方がはるかに良さそうに感じてしまう。

そういう場面が一局のうち何度か出てきて、
その度に迷いが生じてしまう。

結果として、自分の着手に一貫性が持てずに
負けてしまうということが続いています。

 
候補が多く出てくるようになった理由は、
最近のプロの棋譜を並べたことにあると思っています。

今、プロ棋士の皆さんは、
AIの影響を受けた手をよく打っています。

これまでの常識にはなかった考え方を基に
打たれる手ばかりなので、

「え!そこに打つの!?」と驚いたり、
疑問に思う手もしばしば出てきます。

でも局面が進むと、これが意外と成立してしまう。

明らかに深入りしすぎているような手でも、
大きく攻められたり取られるようなことはなく、
それなりの得をしてしまう。

そういう対局をいくつも見ているうちに、
どれが良くて、どれが悪い手なのかが
分からなくなってしまったんですね。
 

「AIの手を真似しようとしても
使いこなせるだけの力がないと返って悪くなる」

と言われたりしますが、
僕はまさにその影響を受けたのだと思います。

そんな迷いを解決するには
「自分はどうしたいのか」を改めて考えることです。

少しでも良さそうに思えるということは
そのどれもが部分的には良い手なのでしょう。

しかし囲碁において大切なのは、
一局の流れを把握し、
着手に一貫性をもたせることです。

そのために自分の軸を定め、
浮かんできた選択肢の中から、
それに沿った手を選んでいく。

もちろん時には迷うこともあるでしょうが、
こうしてメールマガジンに書いたことを思い出し、

自分がやりたいと思っていたことに
近い手を選んでいきます。

再来週、団体戦に出場するので、
それまでにしっかりと自分の軸を定めたいと思います。

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