7.132018
強くなるには意識面へのフォローも大切
目標達成に向けて
『上達の約束』を受講中の方で、「通っている碁会所の初段になりたい」と目標を掲げて参加された方がいます。
(8回コースの現在6回まで実施)
実力はすでに初段といっても十分な棋力と知識をもっている方です。
ただし上手と打つ機会が多いということで、必要以上に守られるクセがありました。
そのクセがなかなか治らないため、初段前のところで停滞しているとのことでした。
囲碁は対局者の精神状況が着手に大きく影響します。
そのため不安が先行すればどうしても守りが多くなってしまいます。
この不安を払拭するには知識をいくら伝えたところで仕方なく、意識へのフォローが必要と感じました。
・相手の無理やりな出ギリに対してどう対応するか
・盤上の状況はどうかの形勢判断(ヤキモチを焼かないなど)
・攻めて得する成功体験(戦う姿勢の強化)
などを通じて、もっと攻めても大丈夫であることをお伝えしてきました。
読みの力も十分なため、攻める1手目さえ打てれば、あとは意外と乗り越えられるのです。
意識を変えることは、棋風の変化にもつながります。
周囲の方からも「〇〇さん、打ち方少し変わってきたね」と言われたそうです。
今まで不要に守っていたところを、先手をしっかりととって攻めに転じる。
これができるかできないかで結果が大きく変わることは言うまでもありません。
もちろん知識についても、今後必要と思われる手筋(二段バネの使い方など)があれば都度フォローしました。
そして先日のレッスン前に「無事に初段に到達できました。」との報告をいただきました。
今まで停滞していたところからの達成ということでとてもうれしかったです。
おめでとうございます!
また次の目標を掲げていたのがとても印象的でした。
この調子でがんばっていきましょう!
勝負美人杯での勝利
7月8日に日本棋院で勝負美人杯という女性限定の大会が行われました。
なかなかない機会なので受講生のIさんに出場をすすめたのですが、
15-11級クラスで3勝1敗(グループ内では3位の成績)となりました。
まだ19路盤の打ち方をちゃんと理解していなかったところから
約2ヶ月でここまでこれたのは一つの成果です。
はじめての大会で緊張されたと思いますが、その結果にこちらも刺激をいただきました。
ありがとうございました!