井桁の原体験をサービスに映していく

5月からオンライン囲碁上達グループ『上達の診療所』をはじめます。

Facebookグループ機能をつかって、定期的な問題投稿や棋譜解説をし、上達に不可欠な「考える体験」と「課題解決の手当て」をお渡しします。

 
『上達の診療所』は教室ではありません。

教室って「非日常の時間」だと思うんです。
わざわざ通わないといけませんからね。

 
スマホがこれだけ使われている中で、通うという行動はかなり労力がかかることになりました。
指一本でできることがたくさんあるのに、わざわざ通う必要があるとなると、囲碁でもなんでもよほど関心が強い人でないと継続してくれません。

教室というかたちのサービスは『上達の約束』があるので、それに集中して広げていこうと思っています。

『上達の約束』はこの半年でとても良いスタートを切れました。
受講生の方もみなさん熱心で、これまで多くの方が申込してくれています。

また根本さんと2人でスタートしましたが、半年が経つ前に村上さんがジョインしてくれました。
3人いれば当面は回せると思いますが、それでも回らなくなった時には講師を増やしていきたい。

優れた教える技術を持っている人はたくさんいますからね。

昔の井桁を救済するサービス

 
僕が囲碁の仕事に関心をもったのは、学生の頃の囲碁を楽しむ環境と、社会人になってからの環境の差に不満をもったことがきっかけでした。
 
学生時代は熱心な仲間がいて、目標とする大会もあってがんばれました。
年に2回あった団体戦は、程よくモチベーションを維持してくれる目標でした。

しかし社会人になってからはまず目標とする大会がない。
(宝酒造杯も今ほど盛り上がってなかった)

そして何より勉強熱心な仲間がいない!
 

学生時代の仲間ともそんなに頻繁に会えるわけではない。
そうなると都内の碁会所に行くくらいしか選択肢がありませんでした。

碁会所のメインのお客さんはご年配の方が多く、たいていの場合、対局後の検討をしません。

シニア世代は単純に楽しみたいという方が多いので、もちろん仕方のない部分もあります。
しかし強くなるために検討が欠かせないことは実感していたので、そこに不満を感じるようになりました。

その気持ちが強くなっていくに連れて
「棋力関係なく、もっと勉強熱心な人たちと囲碁をしたい!」と思うようになり、「ないなら自分でつくる」と活動に関心をもちはじめたのです。
  

『上達の診療所』は当時の自分を救うようなサービスにしていきたい。

当時の自分のような人は今もたくさんいると思います。
また都内であれば碁会所もそれなりにありますが、地方はさらに限られた環境の中で楽しむしかないとも思います。
 

だから日本全国・どこでも距離に関係なく、もっと「日常の時間」で囲碁の上達をサポートできるようなサービスをつくっていきたい。
「上達の診療所」をスタートさせるのはこんな思いがあるからです。

スマホでもできるようにFacebookを使い、スキマ時間で囲碁の問題を考えられる環境を作っていく。
取り組むのは通勤時間でも良いし、寝る前でも良い。歯磨きをしながらでも良い。
 

『上達の診療所』で目指しているのは、100人規模の囲碁上達コミュニティにしていくことです。
「少しでも強くなりたい」と思っている人が100人集まったら、みんなで一緒に何かできるような気がしています。

同じ地域に住んでいる人が意外と多かったりして、そこで新しく囲碁会が生まれるかもしれない。
囲碁を気軽に打てる場所が近くにあるとわかれば、そこから囲碁を始める人も増えるかもしれない。

100人集まった時、果たしてどうなるのか。
想像するのが楽しみで仕方ありません。