3.62018
生徒さんたちと団体戦に出場しました

2月25日に日本棋院にて開催されたジャンボ囲碁大会に参加しました。
去年と同じように、『上達の約束』の生徒さんやイベントに参加してくださった方14名と、井桁の15名です。
なんと男女比率がちょうど半々のチームになりました!
大会は、今年からチームの実力でクラスがわかれていました。
昨年はものすごいチームと当たってばかりだったので、こういう決断をされた運営の皆さんに感謝です。
井桁は主将で出場。
勝ち星をあげるのは大変でしたが、昨年よりは全体的に良い勝負ができたと思います。
ただ大会に出てみて、今の自分の限界と打ち方を変えていく必要性を感じました。
今は「穏やかな中央指向」という軸で対局しています。
あまり戦いが得意ではない打ち方です。
今回を振り返ってみて感じるのは、自分の中ではけっして悪い手を打っている気はしないのに、
終わってみると10目ほど足りない。
悪い手を打っている自覚があるならば、まだ改善策をたてられます。
しかし悪い手を打っていないのになぜか負けるということは
盤面の状況への評価や、一手の価値への考え方そのものを見直さないといけないということです。
新しい手筋(知識)を知るのと違って考え方を変えるためには
何か別の考え方を取り入れないといけません。
自分のスタイルを変えていく
囲碁の棋風は
それまでの成功&失敗体験から築かれています。
自分の場合には、「攻めがうまくいかなかった」という失敗体験が多いからこそ
穏やかな展開を好むようになっています。
しかし今回を振り返ってみると
今よりさらに実力を上げるためには、自分の囲碁を変えていかなければなりません。
これからしばらくは攻めが得意な人や、序盤から陣地を取りに行く人の棋譜を積極的に並べてみようと思います。
そうして色々な評価や考え方を知り、自分の囲碁に広がりを持たせる。
もちろん一朝一夕で身につくとは思っていません。
しかし、だから頑張らないというのは違う。
多様な考え方を頭の片隅に置いておくことで今度迷った時、
今まで気づかなかった有力な一手を打てるかもしれない。
囲碁でもなんでも楽しく感じるのは、
「自分を変えられるかもしれない」という可能性に向かって歩んでいくことです。
「自分の力だけでは限界がある」と自覚した時には
まずは別の考え方に触れてみる。
そうして行動もシフトしてみると思いの外うまくいくかもしれません。
ジャンボ囲碁大会は良い経験になりました。
今が自分を変えるチャンスですね。
みなさんありがとうございました!