穏やかな反発を心がけよう

基本対応の次のステップは・・・

先日、8級くらいのSさんと「上達の約束」のオンラインレッスンがありました。

Sさんは、しっかりと勉強されているのもあって、基本対応や定石などは棋力相当(またはそれ以上)のことができています。

しかし置碁や我流で強くなった方との対局など、教科書通りの進行から少し外れた手を打たれると、急に対応がわからなくなってしまう。
そしていつの間にか自分の石が危険な状態になる・・・

といった悩みを抱えられていたことが、今回の参加のきっかけです。

今回のレッスンでお伝えしたことは
「穏やかな反発をする手を考えていきましょう」

ということでした。

 
Sさんは、次の一手を考える際、比較的守りの手を先に考えることがわかりました。
もちろんしっかりと守れることは大切ですが、今後のステップアップを臨むのであれば、新しい手(攻めの手)を打っていくことが求められます。

ただし、守りを先に考える人が、相手に殴り掛かるような手を打つのは、良い悪いに関係なく、精神的にとても大変なこと。
(私自身も、どちらかというと穏やかな進行を好む人間なので、級位者時代につまづいた経験があります。)

そこでお伝えしたのが「穏やかな反発」という視点です。

棋風を大切にします

「穏やかな反発」とは、直接的に攻めるのではなく、自分の石の安全にも気を配りながら攻めるような手のこと。
刀をもって相手に向かっていくのではなく、ある程度の距離をキープして、遠くから弓矢で狙っていくような打ち方です。

穏やかな進行を理想としながらも、相手を攻めるためには、まずはこれくらいの意識をすることから取り組んでいきます。

その目的意識をもってレッスンに臨むことで、ただレッスンを受けるよりも、より意味のある時間を過ごすことができます。

またその人の棋風を大事にしながらどういう手があるのかを伝えることで、楽しく上達が見込めます。
自分の理想通りに展開が進むことはうれしいものです。

 
また次回のレッスンもよろしくお願い致します!
  

「棋風を考えるのはまだ自分のレベルでは関係ない。」
と思っている方がいましたら、

ぜひ一度「どういう進行が一番好きか(嫌いか)」を自分なりに考えてみてください。
目安として「こういう進行の時は勝ちやすい」とかでもよいでしょう。

自分のスタイルを発見することが、新しい定石を知ること以上に上達に役立つかもしれませんよ。