65年ぶりの対局相手

【65年ぶりの囲碁】

先日は毎月一度出向いている、囲碁会の講師をしてきました。

今回はなんと、「囲碁を打つのが65年ぶり!」という80歳のMさんと打ちました。
当時の棋力を聞いてみたところ、「二段の人には勝っていました」とのこと。

日本囲碁界では、昔のほうが棋力基準が辛めの設定です。
今ならばどれくらいになるのかわからなかったので、とりあえず定先で、ゆっくり感覚を思い出しながら打ちましょうと提案しました。

結果的には、序盤は今のアマ初段くらいではあるものの、中盤からの読みの力はアマ四段くらいありそうでした。
序盤は多少の知識も必要なので仕方ないとして、中盤からの力強さは本当にすごかったです。
(攻めの棋風でした)

ヨセは(四段という基準からすれば)多少のミスはありながらも、最後までつくって黒番2目勝ちと勝利をされてました。
65年ぶりの勝利を喜んでいました!

一度強くなれば忘れない

囲碁って何年やってなかろうが一度身についたものは本当に忘れないんですね。

今回のMさんが証明してくれたように囲碁は一度ある程度のレベルまでいってしまえば一生楽しむことができます。

囲碁経験者の方は仮にいま辞めたとしても同じくらいの実力はキープできますよ。
僕も生涯有段者でいられそうです(笑)

またこの会では、Mさんに限らず80代の方が多いのですが、みなさんとも同じように中盤の力がすごい強いです。
昔の経験数がかなり多いのでしょう。

こちらとしては指導碁である以上、対局中に問題をつくっておくことも意識しないといけません。
※全力対局を望む方にはそれに応えます。
 

その時に大変なのが上記のような序盤と中盤で棋力が変わる方(笑)

序盤の打ち方を見て「これくらいの手は対応できるかな?」なんて思って少しでも甘めの問題手を打つと中盤から一気に流れをもっていかれてしまいます。

それだと形勢がきまって終盤まで互角の勝負にできなくなってしまうので、和やかな緊張感をもって指導碁に臨まないといけません。

今回はドキッとしたものの最後まで良い勝負にできてよかったです。

年齢に関係なくパワフルな打ち方を多く打ったので、こちらも元気をもらえました。ありがとうございました!