2.142018
「ダイヤモンドオンライン」に取材記事が掲載されました
「囲碁の方が世界でメジャーなのに、将棋より人気がない理由」
先月、「囲碁が将棋ほど盛り上がらない理由」というテーマで取材を受けた記事が
2月14日の『ダイヤモンドオンライン』に掲載されました!
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「囲碁の方が世界でメジャーなのに、将棋より人気がない理由」
2017年、お隣・将棋界の注目のされ方は、「ブームってこういう勢いなのか」と思わざるをえないような盛り上がりでした。
藤井聡太五段の連勝記録、加藤一二三さん、竹俣紅女流初段、そして羽生善治永世七冠の記録。
また将棋を扱った漫画やアニメもスタートするなど、1年を通じて話題を欠くことがありませんでした。
囲碁界でも井山裕太九段の七冠復帰や、AIソフト関連のニュース、若手棋士の台頭など、各方面に話題があったとは思うのですがイマイチ盛り上がりに欠けたというのが正直な印象です。
このことを記者の方も感じていたというのが、今回の取材のきっかけでした。
楽しさをしっかりと伝える
取材でも答えたように、囲碁は最初のルールや、途中の形勢判断の把握が難しく、何をしているのかわかりにくいゲームです。
このことが裾野を広げるのに大きな妨げになっています。
ただし知らない方からしたら、それは将棋も同じだと思います。
では何が違うのかというと、将棋の方が人に焦点をあわせた取り上げ方をしているということ。
「将棋を指す人でこういう人がいるんです。」
と最初にもってくることで、ゲームに関心がない人でも親近感を抱けるような打ち出し方をしています。
囲碁も将棋も、とにかく最初のキッカケづくりをいかにするかが、業界の活性化につながります。
そのキッカケとして、プロ棋士の人柄に注目してもらう工夫は、囲碁界も見習わないといけないことでしょう。
もっと色んな楽しみ方をつくり、それをしっかりと伝えることが、2018年の囲碁界が何よりも注力しないといけないことだと思います。