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囲碁アマ高段者がおすすめする詰碁の解き方

問題集を味わい尽くしてますか?

以前、棋譜並べを楽しむ方法について書きました。

こちらの記事では、アマ五段の僕(いげた)がおすすめする、詰碁の取り組み方を紹介します。

詰碁を解く際の注意点としてよくあげられるのは、

・難しい問題ではなく簡単なものを解く

・考えても正解がわからなければ、答えを見てしまってOK

・何冊も買うよりも、同じ本をくり返し解く

といった3点でしょうか。

詰碁を解くことで、読みの力を鍛えられるわけですが、
それは一朝一夕では身につけられません。

毎日数問でも、継続して取り組むことで、
徐々に、徐々に力になっていきます。

上記3点は、続けることの重要さを伝えるために挙げられていると言ってもいいでしょう。
 
 
そして今回紹介するのは、その3点に追加して、

「本の向きを逆さにして読む」

という方法です。

上記にならって、同じ本をくり返し解いていると、
「このページの問題はここが正解だ」みたいに、答えをなんとなく覚えてしまうと思います。

そういう問題は、手を読んでいるというよりも、
正解図の記憶がパッとよみがえって、答えの地点に目がいく感覚でしょう。
 
どの問題もそういう状態になったら、次の本に取り組んで良い証拠です。
 
 
しかしいざ新しいものを買おうとすると、どの本を選んだらいいか分からなくなりませんか?

今まで読んでいたものよりも、ちょっとだけ難しいくらいで良いのだけど、
数ある問題集の中で、どれを選んだら良いのか迷ってしまう。

そんな経験が僕にもありました。
せっかく買うなら失敗したくないですし。
 

別の向きから考えよう

 
そういうときにおすすめしているのが、
これまで読んでいた本を、逆さにして読む方法です。

定石を覚える際、ある向きなら手順を覚えたにもかかわらず、
別の向きになるとうまく並べられないことがあるように、
詰碁も向きが変われば、別の問題をやっているのと同じだと言えます。

当然ながら難易度は同じですから、
「正解にはたどりつけるはずだ」という自信をもって読めるでしょう。

逆さも終わったら、また別の向きから取り組んでみる。1冊で最大4方向から楽しめます。
 
 
上記3点も、逆さにして読む方法も、
「詰碁は継続してこそ力になる」というメッセージは変わりません。

詰碁は、囲碁の勉強の中でも特に地道なものなので、
続けるための工夫をこらしながら、
自分にかかるストレスを減らすことが大切だと思います。

この方法は手筋の問題集でも使えます。
新しく買おうとしている方は、別のものを探す前に、ぜひ一度試してみてください。

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